見どころ(その３)～石坂産業株式会社
世界最先端の産業廃棄物処理プラント
川越市に隣接する「三芳町」。ここに世界最先端ともいえる産業廃棄物処理施設があります。
産業廃棄物、略して産廃。
産廃処理といえば、ゴミを重機でかき回し、燃やし、埋めるというイメージをいだくのが普通ですね。
ところが石坂産業は、この概念を全く覆した会社です。
工場見学をした金子の日記を兼ねて、ご紹介いたします。
全天候型プラント
工場見学コースの第一関門です。一番選別が難しいといわれる土砂ゴミ（家屋を取り壊した時にでる、何でもありのゴミ）を含めて選別しています。
特徴は、これが屋内の施設であって、自然採光（できるだけ節電）し、作業員の方もチリ・ホコリを吸わないように配慮されている点です。
もちろん見学者の我々は、ガラスで仕切られた専用通路から拝見していますので、汚れることは一切ありません。
ちなみに、この見学者用通路（施設）だけで２億円かかっているそうです )ﾟ0ﾟ( ﾋｨｨ
上から水蒸気を送って、ホコリが立たないようになっていますね。
写真では見えませんが、作業員は防塵マスクをしています
人力・風力・磁石を使った選別作業
ベルトコンベアを流れていきますが、人力のみならず風力や磁石を使って選別が進んでいきます。
流れているゴミの中から強力な磁石を使って鉄だけをを吸い上げています。
木材
木材だけが取り除かれて、ヤードに落とし込まれました。つまり、焼却作業は行われていないのです。
さらに、この木材のみならず、鉄やら瓦礫やら、９５％が再利用されています。
左側のみが再利用できない５％だそうです。
まとめ
１時間以上かけて、可愛らしい女性社員２名が案内してくださいました。
これはもう「ゴミ処理場」という言葉では片づけられない世界最先端の工場と言って過言ではありません。
また、プラントだけを紹介しましたが、この会社の取り組みは、そのごく一部です。
なお、見学は毎日行われているわけではないので、観光希望の方は、金子タクシーまでご相談ください。
